仕事と家事で毎日がヘトヘトだわ
気づいたら家族とも会話が減ってきたり
家庭と仕事の両立で、いつも自分が後回しになってしまいますよね。
こう続けると、メンタル崩壊する日も近いかもしれません。
そこで、今回はワーママのメンタル崩壊を防ぐための日々の小さな工夫について紹介します!
- ストレスフリーな生活へ
- 家族との質時間の確保
- メンタルケアのヒント
「ワーママのメンタル崩壊」の3つの主原因
ワーママのメンタル崩壊に陥る主な原因は3つあります。
- [育児と仕事の二重の重荷]
- [夫婦間や家族関係の問題]
- [経済的な不安から来るストレス]
ワーキングマザーは、家事と育児、さらに仕事と両立する必要があるため、誰しもが重荷を感じてしまいます。
このストレスが重なり、メンタル不調に陥りやすい環境にあります。
育児と仕事の二重の重荷
一般的な主婦は家事と育児に専念できますが、ワーママは仕事の責任も負っています。
重荷の一つは、育児と仕事の両立が難しいことです。
- 子供の迎えや保育園のイベントに参加しづらい
- 帰宅が遅くなり、子供への関わりが十分にできない
- 夫の協力が少なく、妻一人で家事と育児を抱える
- 休暇を取りにくく、自分の時間が持てない
このように、時間的・体力的にきつい状況が続けば、ストレスは最高潮に達します。
子供を預ける環境が整っていても、「母親が子供と十分に関われない」という罪悪感や後ろめたさにも苛まれます。
具体例その1
Aさん(31歳、2児の母)は通勤ラッシュに巻き込まれ、子供の保育園の始業時間に遅刻がちです。
先生に注意されるストレスと、子供に申し訳ない気持ちが重なり、落ち込むことが多々ありました。
具体例その2
Bさん(36歳、1児の母)は仕事が忙しく、帰宅時間は毎日22時過ぎになります。
朝、子供に会えることはほとんどありません。夫は留守番強化週間でした。
子供の手がかかる時期に寂しい思いをさせてしまうと、深く自責の念に駆られました。
妻が精神的に参ってしまうと、家庭に大きな影響があります。
子供の成長過程を見守ることができないストレスは計り知れません。
両立に対する無力感から、ネガティブな意識が生まれやすくなるのです。
夫婦間や家族関係の問題
ワーママへの心理的負担を大きく左右するのが、夫婦関係や家族関係です。
夫婦仲や家族関係が良好でない場合、ワーママはさらに追い詰められてしまいます。
- 夫が家事・育児を手伝わず、妻に全て任せきり
- 非協力的で、妻の気持ちを理解しようとしない
- 実家から干渉があり、ストレスを感じる
- 家族で価値観のズレがある、意見がまとまらない
このように、ワーママの想いに寄り添う配慮や共感が周りに無いと、孤独を感じてしまいます。
具体例その1
Cさん(29歳、1児の母)は、旦那の家事育児放棄がきっかけでメンタル不調になりました。
仕事の手伝いを求めるも拒否され、夫婦げんかが絶えませんでした。「一人で何とかしなければ」と、過剰に動くようになり、最終的には心身共にたじろぎました。
具体例その2
Dさん(33歳、2児の母)は、姑との確執で追い詰められていました。
子育ての価値観の違いから、姑が子供を叱るため、常にストレスを感じる生活を送っていました。夫も妻に寄り添わず、Dさんは落ち込み、涙が止まりませんでした。
産後でホルモンバランスが崩れがちなワーママにとって、夫や家族のサポートは必要不可欠です。
援護射撃がない環境においては、メンタルヘルスが脆くなるのは必然的なことなのです。
妻のメンタル面での労りに気を配ることが、夫や家族に求められているのが現状です。
経済的な不安から来るストレス
経済的な不安からくるストレスも、ワーママの心を蝕みます。
働く女性にとっては、以下のような経済的不安があります。
- 子育て費用の支出が大きい
- 自分の貯金がほとんどない
- 貸し借りをしなければならない
- 起業や開業を考えると不安
- 万が一の際に、子供の面倒を見る人がいない
このようなお金の心配は、ワーママにとって深刻な問題です。
具体例その1
Eさん(37歳、2児の母)は、教育費や子供のお習い事代で預金残高が底を尽きそうでした。
夫の収入だけでは足りず、借金を重ねなければなりません。
家計の先行きに対する不安から、夜眠れなくなり、神経質になる日々が続きました。
具体例その2
Fさん(41歳、3児の母)は、自分の収入で家計を支えていました。
家族の生活費、病院代、教育費など、支払いは膨大でした。
もし自分が倒れてしまえば、子供の面倒を見る人がいません。
その先の見通しが立たず、「働くのをやめたい」と何度も思いました。
このように、経済的に余裕のない環境で働き続けなくてはならず、そのストレスが重荷になっているのです。
貧困から抜け出すためにも、働かなくてはいけない。
けれどお金の心配が尽きない。このジレンマに苛まれ、気持ちは押し潰されつつあるワーママは、多いのが実情なのです。
{ペルソナ}が、このような3つの主な原因でメンタル崩壊に陥ってしまうのがよくわかりましたね。
忙しさと家族の事情によりストレスがかかり、経済的不安から逃れられないワーママの心理状態が理解できると思います。
次に、メンタル崩壊の5つの危険なシグナルを解説していきます。
「ワーママ」のメンタル崩壊の5つの危険シグナル
ワーママがメンタル崩壊に陥る前に、身体や心に変調のサインが出ることがあります。
以下の5つのシグナルに注意しましょう。
- [睡眠や食欲の乱れ]
- [イライラや落ち込みが止まらない]
- [集中力の低下による業務低下]
- [体調不良が目立つようになる]
- [希死念慮が現れる可能性]
ストレスが蓄積されると、このような異常が現れるので要注意です。
このサインを見逃さず、適切なケアをすることが大切になります。
睡眠や食欲の乱れ
ストレスが高まると、睡眠や食欲の乱れが起きやすくなります。
- 夜眠れない、熟睡できない
- 朝眠すぎて遅刻する
- 食べ過ぎや食欲不振
- 偏った食生活になる
具体例
・不眠に悩まされ、寝坊が常態化して仕事に遅刻する
・眠れない夜が続き、夜中に暴飲暴食をしてしまう
・ストレスから過剰に食べ続け、体重が大幅に増加した
睡眠の質が下がると集中力低下を招き、日々の生活にも支障が出ます。
さらにホルモンバランスの乱れから食欲異常につながる可能性があります。
こうした異常は、体調不良やメンタル不調の引き金にもなります。
不規則な生活リズムで心身が疲弊し、回復が遅れてしまうのです。
イライラや落ち込みが止まらない
ストレスが溜まり切った状態では、ささいなことでイライラしてしまいます。
気分の落ち込みも止められず、自暴自棄になる可能性があります。
- 小さな事にも簡単にキレる
- ついつい子供に手を出してしまう
- 落ち込んで家に閉じこもりがち
- 何をしても楽しめなくなる
具体例
・外出時も家でも、子供のささいな行動にイライラして怒鳴ってしまう
・家事が億劫でベッドから出られず、テレビの前で1日中だらだらしている
・楽しみにしていた趣味の時間も、全く気が乗らない状態が続いている
このマイナスの感情が蓄積されていくと、次第に自分を責め立てるようになります。
ネガティブな考えに捕らわれるあまり、希死念慮に至るリスクもあります。
一時的な気分の落ち込みと、深刻な抑うつ症状を区別するのは難しい場合があります。
重症化する前に、周囲の人に相談して改善していくべきなのです。
集中力の低下による業務低下
睡眠不足や気分の落ち込みにより、集中力が低下すれば仕事への影響は避けられません。
ミスが目立つようになったり、業務効率の低下につながります。
- ミスが多くなり、上司や同僚から注意される
- 頭が働かず、いつまでも作業が進まない
- 締め切りに間に合わず、残業が増える
- 理解力が鈍り、新しいことが覚えられない
具体例
・集中力が続かず、データ入力ミスが頻発して上司に叱責された
・締め切りを忘れ、急ぎで資料作成をしなければならなくなった
・入浴時に物忘れがあり、湯船から溢れてしまった事があった
こうした業務ミスからもストレスがさらに高まってしまいます。
能力が発揮できないことで、職場でのプレッシャーも大きくなるでしょう。
メンタルヘルス不良は業務に重大な影響を及ぼしかねません。
周囲からサポートを求めて、改善に向けて歩みを進めることが賢明です。
体調不良が目立つようになる
ストレスは体調にも大きな影響を与えます。
症状があからさまに出てくれば、メンタルが崩壊しかけていると言えます。
- 頭痛や吐き気が収まらない
- 動悸や胸の痛みを感じる
- 怪我や病気がちになる
- 体重の大幅な変動がある
具体例
・夜も数時間しか眠れず、慢性的な頭痛に悩まされる
・仕事中に動悸と息切れを感じ、休憩室で一休みしなければならなかった
・ケガや風邪をひきやすくなり、休暇を取らざるを得なくなる
体調不良の要因には生活リズムの乱れや睡眠不足、食生活の偏りなどが挙げられます。
ストレスにより免疫機能が低下し、かぜをひきやすくなるのも事実です。
このサインを見落とさず、専門家に相談することが賢明です。
健康状態が悪化していけば、休職や入院などの事態に発展する可能性があります。
希死念慮が現れる可能性
最悪の場合、一過性の希死念慮や自殺願望に駆られかねません。
ネガティブな考えが過剰に広がり、楽観視できなくなってしまうからです。
- 「このままでは死んだ方がマシ」と思うことがある
- 「自分は役立たずだから、いなくなった方がいい」と考える
- 自殺の方法がわかってしまう
具体例
・生きている意味が見いだせなくなり、自殺をちらちら考えてしまう
・「この世から消えてなくなりたい」という衝動にかられ、恐ろしくなる
一時的な考えと、自殺の具体的行動に移すかどうかに違いはありますが、決して見過ごしてはいけません。
自分の力だけでコントロールできない場合は、専門家に相談し支えを求めるべきです。
メンタル面での深刻な症状は隠れがちですが、身近な人が気づくチャンスを逃さないよう留意する必要があります。
自殺に追い込まれる前に、早期発見と的確なケアが欠かせません。
こういったメンタル崩壊のシグナルを見逃さず、適切なケアをしましょう。
ワーママのメンタルヘルスは、家庭生活に多大な影響を与えかねません。
サイン出しに気づけば、一人で抱え込まず、専門家に相談することが重要です。
次に、メンタル崩壊を防ぐ予防法を3つご紹介します。
「ワーママ」のメンタル崩壊を防ぐ対策3選
メンタル崩壊に陥る前に、できる対策はたくさんあります。
ここでは、「ワーママ」の皆さんにおすすめしたい対策を3つご紹介します。
- [家事と育児は夫婦で協力]
- [ストレス発散の習慣をつける]
- [リフレッシュできる時間を作る]
どの対策も、日頃から意識的に実践することが重要です。
メンタルの土台を強固にしておけば、危機的状況にも立ち向かえるはずです。
家事と育児は夫婦で協力
メンタルヘルスを守るために一番大切なのは、夫婦で家事や育児を協力し合うことです。
- 家事分担は夫婦で決める
- できる範囲で夫が育児に参加
- お互いの役割を尊重し合う
- 専業主婦を羨まず、感謝し合う
具体例
・夫婦で家事の役割分担をし、協力してこなす
・夫が仕事終わりに子供の迎え当番をする
・子育ては妻が主体になり、夫は手伝う補助的立場になる
一人で何もかもを背負い込まず、役割を分担することが大切です。
むしろ、お互いを思いやり、尊重し合う姿勢が不可欠なのです。
妻が焦り過ぎたり、夫が家事を軽んじたりすると亀裂が生まれます。
住み分けに意識を向けつつ、家族としての絆を大切にしましょう。
上手くいかない時は、話し合いを重ねて改善していけば必ず前に進めるはずです。
ストレス発散の習慣をつける
ストレスが溜まると、メンタルの危険信号が現れてきます。
そのためストレス発散する習慣をつけることがポイントになります。
- 趣味に打ち込む
- ヨガや運動をする
- マッサージなどで癖ほぐす
- 気分転換の旅行に行く
具体例
・週1回、フォトウォーキングの習慣をつける
・夫が子供の世話をする間にホットヨガに通う
・部屋の片付けや掃除で気分転換を図る
日頃からストレス発散の方法を持っていれば、こまめに実践できます。
気分転換を図れれば、精神的な充足感が生まれて気持ちが整うはずです。
好きな刺激に身を任せる時間は、誰にとっても必要不可欠です。
心を開放できる空間や習慣作りに注力して、メンタルヘルスケアを心がけましょう。
リフレッシュできる時間を作る
精神を癒やし、気持ちをリフレッシュできる時間を作ることも大切です。
例えば、家族とリフレッシュできる機会を増やしましょう。
- 週末には家族旅行に出かける
- 子供との思い出づくりの時間をつくる
- 妻のひと時の憩いの時間をつくる
具体例
・年数回は家族旅行に行き、日頃の疲れを癒やす
・休日には家族で公園に遊びに出掛け、のんびりする
・週1日の休日は妻の自分の時間を確保する
家族とリフレッシュする時間を持つことで、精神的な充足感が生まれます。
本来大切にしたかった、家族の絆も深められるでしょう。
リフレッシュ度合いを加減しながら、楽しみを意識的に作り出すことで、日々の緊張感も和らぐはずです。
またメンタルヘルスを守るため、日々の気分転換も怠りません。
休憩時間に少しの散歩や深呼吸を心がけるなど、自分なりの方法を見つけましょう。
楽しみと癒しを感じられる環境があれば、ストレス耐性は確実にアップするでしょう。
メンタル面で余裕を作れるよう、日々の生活にちょっとした工夫を重ねて行きましょう。
{ペルソナ}が、メンタル崩壊を防ぐポイントがおわかりいただけましたでしょうか。
家族への意識を高め、楽しみや癒しの時間を持つことが大切です。
誰しもが心身のケアを意識し、生活に取り入れていくべきなのです。
まとめ ワーママ必見!メンタル崩壊を回避する生活バランスのコツ
今回は、ワーママのメンタル崩壊を防ぎ、健康的な生活バランスを保つコツについて紹介しました!
この記事のポイント!
- 時間の区切り方
- 小さな自分へのご褒美
- 家族とのコミュニケーション
ワーママは、仕事と育児の両立で過労になりがちです。また、夫婦げんかなどの家庭内のストレスや、お金の心配などが重なり、メンタルを病む危険性が高まります。
- 睡眠障害、食欲不振などの体調不良
- イライラや落ち込みが続く
- 仕事のパフォーマンス低下
このような症状が現れたら、メンタル崩壊のサインかもしれません。最悪の場合、希死念慮にもつながる可能性があります。
でも大丈夫、ワーママ自身で生活バランスを整えれば、メンタルヘルスを守れますよ。家事は夫と協力し、趣味などでストレス発散を。そして、自分への気遣いの時間も作りましょうね。
毎日を笑顔で乗り越えられますように。これらの対策を活用し、ワーママ自身と家族の幸せの為に、メンタルケアを怠らないでくださいね。
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